スポーツビジネス独立・起業アドバイザー
スポビジ大学@認定スポーツコンサルタント
宮野忠広
スポーツという分野でお仕事をされている人達の為に、日々、お役に立つ情報をお届けしようと奮闘している宮野です。
この度は、ブログを訪問していただき誠にありがとうございます。
今回は「集客方法についてのまとめ」をあなたにお伝えしたいと思います。
新しいライフステージに向かうあなたの心配事のひとつに、「集客」があげられると思います。
お客様が買いたい、欲しい、経験したい、と何もしなくても、お客様の方から出向いてくれるような商品を扱っているお店でない限り、なんの実績もない接骨院やスポーツジムに、いきなり多くのお客様がやってくることが無いのは、すでにご存知のことと思います。
そのため、あなたも集客に頭を悩ませ、試行錯誤をしているのではないでしょうか。
そこで今回は、オンラインでの色々な集客方法についてのメリット、デメリットを考察してみたいと思います。
そもそもオンラインでの集客、いわゆる「WEB集客」のメリットは何でしょう?
- インターネットを使用する多くの人に届けられる。
- 他人の手を介さずとも、更新ができる即効性。
- 多くの無料サービスがあるため、それらを利用すれば費用がかからない。
- インターネットがつながれば、いつでも、どこででも見てもらえる可能性がある。
- 不特定多数の中から、ターゲットのペルソナに向けて情報を発信したり、語りかけることができる。
デメリットとしては、
- サイトを続けるための維持費がかかる。
- 使いやすいということは、始めやすいということで、競合が多い。
- 効果が現れるまで時間がかかる。
次に使用する広告と、それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。
1:SNS
どのような広告?
facebook、twitter、Instagram、LINE、TIKTOKなど、インターネットを介して、会員同士が交流することができるツールです。
一口にSNSと言っても、これだけのSNSサイトの名前があがります。
ご自身で記事を書き、イベントの案内やセミナーの案内などを通じて集客をします。他の方をフォローしたり、されたりと、相手の顔が見えるSNSもあるため、顧客を意識した集客も考えられます。
メリット
•利用人数が多いため、見てもらえる可能性が高い。
•無料で利用できる。
•自分の業種にあったSNS利用が考えられる。
デメリット
•売り上げに直結しない。
•アカウントが止められてしまうことがある。(規約に違反した場合)
•記事に自分とは関係ない広告が入ることがある。
•自分で広告記事や集客方法を書かないとならない。(更新の手間がかかる)
2:リスティング広告
どのような広告?
GoogleやYahoo!の検索結果に表示される広告です。
検索結果の上に「広告」と小さく表示されているサイトがこれに当たります。
Google広告やYahoo!のスポンサードサーチという呼び名です。
これはご自身で決めたキーワードの検索結果の上位に表示され、広告サイトが1クリックされるごとに、あらかじめ決められた単価を広告費として支払います。
メリット
•キーワードに競合がいない場合は、ひとり勝ちとなる。
(単価が低いままで集客することができる。)
•キーワードを選んで出せるので、見込みの高い相手に見てもらえる可能性が高い。
•すぐに始められ、いつでもやめられる。
•効果の高いキーワードにだけ広告を出すことができる。(狙い撃ち)
デメリット
•検索結果に表示されるため、人気の高いキーワードだと、単価が高くなり、大手と競合する。(1クリック1万円になることも!)
•キーワードの選定に技術がいる。
•キーワードに関心のない人には表示されない。
運用を上手にできれば、あなたが届けたい層に訴えることができ、大きな力になってくれそうです。
3:アフィリエイト
どのような広告?
成果報酬型広告と言われ、アフィリエイターが広告や集客を代行してくれます。
成果が出たら支払いとなります。
記事がクリックされたら支払うクリック型や、商品が売れた時や問い合わせがきた時に報酬が発生するコンバージョン型があります。
メリット
•自身で集客、宣伝をしなくてもいい。
•単価が広告主で決められる。
•成約率が高い。
•費用対効果が高い。(成果が発生しなければ費用はかからない。)
デメリット
•アフィリエイターを集める手間がかかる。
•ASPに代行する手もあるが維持費がかかる。
•小さな会社の商品だと、アフィリエイターに扱ってもらえない可能性もある。
なお、アフィリエイターは扱う商品に好意的な記事を書いてくれるので、商品で検索したときに、印象が良くなるという二次的な効果も期待できます。
4:モール(ECモール)
どのような広告?
楽天やamazonのようなECモールへの出店です。
メリット
•なんと言っても集客力がある。
•ある程度の売り上げが見込める。(楽天の月平均売り上げは400万)
•モールに対する信頼度がある。
•モールからのサポートも期待できる。
デメリット
•とはいえ、出店すれば売れる訳ではない。(八割のお店が100万円以下とのデータ)
•モール内に競合が多すぎる。
•費用がかかる(出店料、ロイヤリティ、ポイント原資、クレジットカード決済手数料など)
•モール内で目立つためには、さらに広告費がかかる。
ある程度の売り上げは確保できそうですが、モール内での競争が熾烈のようです。
少し古いデータとなりますが、こちらに楽天の平均月商のデータがありました。
ご参考:楽天の平均月商データ
https://fancas.jp/blog/number-of-rakuten-shops
5:業界のポータルサイト
どのような広告?
食べログやホットペッパービューティのような業界に特化したポータルサイトです。
メリット
•ECモール同様、集客力がある。
•そこを目当てに来ているため成約率が高い。
デメリット
•低価格な品、サービスが求められる。
•ポータルサイトへの手数料がかかる。
•クーポン原資が必要となる。
ECモールよりも、特化しているため成約率は高くなるが、クーポン原資や手数料など、ECモールと同じように費用がかかります。
6:SEO対策
どのような広告?
サイトを最適化することにより、検索エンジンの評価を上げて、上位に表示させることが目的になります。
現在は、ほとんどのユーザーが検索エンジン経由でサイトを訪れています。
上位表示されることにより、サイトへ訪問者確保に大きな効果があります。
メリット
•リスティング広告と違い、クリックされても費用はかからない。
•上位表示されるようになると、中長期的に訪問が見込める。
•ユーザーが興味のあるキーワードの検索結果のため、自サイトを訪れてもらえる可能性が高い。
デメリット
•上位表示(1ページ目)以下は、ほとんど見られない。
•マイナーと思われるキーワードでも、競合は数万件~数十万件。
•効果が出るまでに時間がかかる。
時間はかかりますが、効果的にサイトを最適化することにより、あなた自身でも検索結果をあげることが期待できます。
ここまで6つのWEB集客の方法を見て来ましたが、費用がかけられれば、モール出店、リスティング広告やアフィリエイトなど、どのような施策も打てるでしょう。
しかしながら、創業間もないビジネスの場合は、費用をかけることが難しいと思われます。
そんなあなたにおすすめしたいのが「SEO対策」です。
無料で使えるSNSを除いて、その他の施策は費用を捻出できない場合は、残念ながら自分の力がおよびません。
なぜなら、リスティング広告、ECモール、業界ポータルサイト、アフィリエイトは全て広告となり、費用がかかります。
一方、SEOは広告ではなく、検索エンジンに上位表示される施策となります。
あなたに「SEO対策」をおすすめしたい理由は、以下になります。
•かけた労力が資産になる
SEOは検索エンジンにサイトを読みとりやすくすることによって、検索エンジンからの評価をあげるものです。
SEOを意識したサイト作りをすることにより、上位表示への期待とサイトに投稿した記事やコンテンツが蓄積され資産になります。
•中長期的な訪問が見込める
上位表示されるようになると、検索エンジンの仕組みが変わるか、競合が強力な SEO対策を行うなどの大きな変化がない限り、中長期的な上位表示が可能となり、結果自分のサイトへ多数の訪問が見込めるようになります。
•ブランディング効果が期待できる
上位表示されることにより、自社の商品やサービスが価値のあるものと認識され、ブランドとして認知される。
•Googleの対策をすることで、Yahoo!の対策にもなる
2012年からYahoo!の検索エンジンも、Googleと同じものが使われています。
Googleの SEO対策をすることは、すなわちYahoo!の対策にもなるのです。
ビジネスを始めたばかりで費用がかけられない場合、SEO対策に時間をかけることが、あなたができる最善の集客となることがお判りいただけたことと思います。
かけた労力が資産となるのも、SEO対策のメリットですので、手をかければかけただけ、あなたの集客の力になってくれるのです。