あなたがハマっているものはなんだろう?
わたしがハマっているもの……
それは考えるだけで胸が熱くなり、ハラハラドキドキする。
そして、ある時には信じられないほどの無慈悲な結末をむかえたり、思いもよらない結果に一喜一憂する。
出会いは小学4年生の時だった。
その年、新しく赴任してきた先生から教わった競技。
それが、わたしのハマっている競技。
「サッカー」
それまでは他の子たちに倣うように野球をやったり、見たりしていたけど、その日を境にサッカーにハマりこんでいった。
放課後になると、人数が揃っていなくてもサッカー。
帰ってから弟たちとサッカー。
なぜこんなにハマってしまったのか、いまだに分からないんだけど、今でも好きなスポーツのナンバーワン。
プレイヤーとしてのわたしは、進学した中学校にサッカー部を新設するほどのドハマりっぷりでした。
そんな部活では、小学生からクラブチームでサッカーをやってきた経験者が幅をきかせる中、決して仲が良いチームじゃなかったけど、試合の最中は最高でした。
(今ではみる影もなくなったけど)試合では、左のウイングとして起用されることが多かったです。
高校に進学してもサッカー部に入部しましたが、ここで挫折。
1年生で補欠とはいえ、レギュラー組で練習に参加しているわたしのことを、面白く思わない同期ばかりで、そんな思いをするなら、と辞めてしまいました。
小、中学生当時は、三菱ダイヤモンドサッカーという番組があり、奥寺選手の影響か、ドイツの試合が多く放映されていたように思います。
それと、すっかり世界的なマンガになった「キャプテン翼」もよく読んでいました。
そして忘れられないのが、中学生のときに、
サッカーを知ってから初めて見た「メキシコワールドカップ」。
メキシコチームの善戦に子供ながらに胸を熱くし、また伝説となったマラドーナの神の手ゴールなど、深夜のテレビで見た「アルゼンチン対イングランド」はなぜかよく覚えています。
(深夜のテレビじゃなかったかもしれない。)
サッカー熱はさらに高くなりました。
その後イタリア大会の後、アメリカワールドカップ予選。
サッカー日本代表が、初めてワールドカップに出場するぞ!と、コンビニで売られていた、アメリカ大会のロゴ入りペンケースを記念に購入し放送を見ていました。
そしてドーハの悲劇。
それを乗り越えてのワールドカップ初出場となったフランス大会。
からの2002年の日韓ワールドカップ。
サッカーが日本に少し根付いたかなと感じた大会でした。
アジアカップでもしびれまくりました。
2000年アジアカップ準決勝、イラク戦のコーナーキック。
中村俊輔選手が斜めに蹴ったボールを、名波選手がダイレクトボレーで決めたゴールは息をのむほど美しかった。
そして2004年の中国大会。
ヨルダン戦のPK戦。
準決勝バーレーン戦。
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」のサッカー板で知り合った方々と、なぜか「国立競技場で日本代表を応援しよう!」という企画が立ち上がり、それに参加。
夜の国立競技場裏門に集まり、小さいTVとBSアンテナを設置して、参加者のみんなが食いいるように画面に映る日本代表を見守りました。
後半終了間際、もはやここまでか、と思った瞬間の中澤選手のボンバーヘッド!!
頭が真っ白になりました。
今まで何百試合と見てきたけど、この試合が「語りつぎたいサッカーの試合」として、個人的ベスト5に入っています。
もう、うろ覚えもいいとこだけど。
わたしは幸運なことに、まだサッカーを観ることができている。
こんなに嬉しいことはない。
これからもわたしはサッカーを観て、愛するチームを応援しつづけるでしょう。
あなたが「今ハマっていること」、
わたしにとってのサッカーは、それに負けないだけの魅力があると断言します!
スタジアムで観戦すると、さらに好きになること間違いなしです!
もし幸運にもあなたがスタジアムに通えるのであれば、ぜひ観に行ってみてください。
あ、でもハマってしまっても、わたしは知りませんよ。